池袋内科,線維筋痛症,医院

線維筋痛症

線維筋痛症とは?

線維筋痛症は、原因不明の、長時間持続する全身の痛みと、様々な症状を認める疾患です。中年の女性に多く、人口の1.61%、約200万人の潜在患者が存在するといわれています。疼痛症状が生活に及ぼす影響は大きく、人によっては体をさわるだけでも激痛が走ったり(アロディニア)、起き上がることもできなくなる場合があります。しかし、血液検査などをしても、異常がみつからない為、治療が滞ってしまうこともあります。原因はとくに思いつかないが、以前から体のいたるところが痛む、といった方は、線維筋痛症も疑ってみる必要があります。 診断には米国リウマチ学会(ACR)の分類基準が用いられます。

線維筋痛症の原因の一つと考えられるものに、筋肉のれん縮があげられます。本来は筋肉が緩んで身体が休まらなくてはならない時期にも、筋肉に力が入っている状態であることが考えられます。 治療は薬物療法では抗うつ薬や抗けいれん薬が、そのほかでは認知行動療法などが挙げられます。温熱療法、マッサージなどの理学療法は、行うタイミングや方法などに注意して行う必要があります。

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線維筋痛症に用いられる薬

抗うつ薬

  

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)、三環系抗うつ薬が多く用いられます。作用機序として、下行疼痛抑制系(痛みを緩和する神経系)の作用を増強するといわれています。

 

抗けいれん薬

  

クロナゼパムやガバペンチンが用いられます。また、プレガバリンの有効性が認められてきていますが、現在日本では治験を行っています。

 

筋弛緩薬

  

軽症の例に効果があることがあります。しかし、中等症以上の場合は効果が薄い場合が多いようです。

 

抗不安薬

  

不安を軽減することによる筋の緊張を軽減させることによって効果がでると考えられます。また、筋弛緩作用の強い抗不安薬を選択することや、疼痛発作の緊急時にジアゼパムの注射が奏効することがあります。

 

漢方薬

筋痛症状の背景に、冷えが存在することが多く、冷えを改善するための漢方薬を使うことがあります。また、疼痛緩和のために附子を含む漢方を用いたり、こむらがえりに用いる漢方である、芍薬甘草湯などを用いることがあります。 線維筋痛症は、現段階ではいわゆる「特効薬」はなく、残念ながら症状をコントロールすることが目標となることが多いです。しかし、治療によりかなりの症状緩和が見込める為、適切な治療を選択していくことが重要です。

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