池袋内科,線維筋痛症,医院

漢方内科

冷え性、かぜ、だるさ

冷え性を起こす可能性のある器質的な疾患には、甲状腺機能低下、膠原病、心機能低下、貧血、低血圧、ホルモン異常、 自律神経失調が考えられます。それらを検査で鑑別しながら症状に合わせて漢方製剤を使用します。

①手足が冷えて痛みがあり、下腹部・腰痛がある場合は当帰四逆加呉茱萸生姜湯
②しもやけがある場合は桂枝茯苓丸加薏苡仁を併用
③手足が冷えて、貧血があり、夕方になると足がむくんでパンパンに腫れる場合は当帰芍薬散
④冷えとのぼせがあり、不眠・イライラがある場合は加味逍遥散
⑤手足は冷えるのに顔が急にカーッとほてる、月経不順・困難になる場合は桂枝茯苓丸
⑥冷え性で便秘・肩こりがあり、舌下静脈が腫れている場合は桃核承気湯
⑦手足が冷えて寒がりで、冷えるとお腹が痛み、温めると楽になる場合は人参湯

などがあります。風邪やだるさの場合、風邪症状と思っていても精神症状としての一症状であることも多いため、鑑別が重要になります。 寒気が強いまたは弱いかで鑑別し、発汗の有無、熱感の有無、くしゃみ・鼻水の有無、うつ傾向の有無、関節痛の有無、咽頭痛の有無など により適切な漢方製剤を使用します。

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